カックパゴダ祭りとは?
インレー湖の東、シャン州の州都タウンジーから更に42kmに位置するカックは、広大なパゴダ群で有名な場所です。11世紀バガン王朝時代に建立され、1エーカーもの土地に約2,500基ものパゴダが林立する芸術的にも価値の高いパゴダ群で、数年間前から有名になりました。カックは山岳少数民族パオ族が暮らしている地域にあるので、パオ族の生活や文化にも触れる事が出来ます。カック遺跡は少数民族パオ族の聖地となっています。
カックパゴダの意味はパオ族言語の二つの言葉を合わせたのです。カッというのは番をするキャンプで、クというのは国境の意味です。ですからカックの意味は番をしているキャンプです。昔、金色の猪がカックパゴダを見守っていたので、この猪の御恩を思い出すためににカックパゴダに猪の像を建てました。今の猪の像はシンガポールのシュエーチャウンお坊様が新しく建てられたものです。
カックパゴダの近くに住んでいるパオ族は仏教を深く信じている人たちで、カックパゴダを拝むお祭りは一年に2回行われます。11月の満月に一回、3月の満月に一回、毎年行います。3月に行うお祭りは天気もいいし、農民たちも農業の休日で、パオ族の国民記念日にも当っているので11月よりにぎやかです。
今年、3月2日(ダバウン満月日)に行うカックパゴダお祭りはミャンマー全国からの旅行者に注目されています。公共の交通機関は無いので、タクシーをチャーターすることになります。所要片道1時間半。また、訪れる際にはパオ族案内者をつける必要があります。インレー湖或いはタウンジーから日帰りでの見学もお薦めです。
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