気球祭りが最も盛り上がるのはお祭り最終日（11月14日）のタサウンタイン満月の日です。

カックパゴダ祭りとは？

　インレー湖の東、シャン州の州都タウンジーから更に42kmに位置するカックは、広大なパゴダ群で有名な場所です。11世紀のバガン王朝時代に建 立され、1 エーカーもの土地に約2,500基ものパゴダが林立する芸術的にも価値の高いパゴダ群で、数年間前から有名になりました。カックは山岳少数民族パオ族が暮 らしている地域にあるので、パオ族の生活や文化にも触れる事が出来ます。なお、カック遺跡は少数民族パオ族の聖地となっています。
　カックパゴダの意味はパオ族言語の二つの言葉を合わせたのです。カッというのは番をするキャンプで、クというのは国境の意味です。ですからカックの意味 は番をしているキャンプです。昔、金色の猪がカックパゴダを見守っていたので、この猪の御恩を思い出すためににカックパゴダに猪の像を建てました。今の猪 の像はシンガポールのシュエーチャウンお坊様が新しく奉納したものです。
　カックパゴダの近くに住んでいるパオ族は仏教を深く信じている人達で、カックパゴダを拝むお祭りは一年に2回行われます。11月の満月に一回、3月の満 月に一回、毎年行います。3月に行うお祭りは天気も良く、農民たちも農業の休日で、パオ族の国民記念日にも当っているので11月より賑やかです。
　３月の（ダバウン満月日）に行うカックパゴダお祭りはミャンマー全国からの旅行者に注目されています。公共の交通機関は無いので、車をチャーターするこ とになります。片道の所要時間はタウンジーから1時間半。また、訪れる際にはパオ族の現地案内者をつける必要があります。インレー湖やタウンジーからの日 帰りで見学をお薦めします。

熱気球祭りとは？

　ミャンマーの全国でカティン祭り（寺院、僧院などで僧侶に傘などの８種類の法器を 寄付する祭り）が毎年１１月の満月の日の１週間前から満月の日まで行なわれます。その同じ時期にシャン州のタウンジーでは、南シャン州を代表するタウン ジーダザウンダイ祭り（気球祭り）があります。2015年は11月20日頃から１１月26日（満月）まで、盛大に開催されます。熱気球には昼に上げるもの と、夜に上げるものの２種類があります。

　日中は子供向けの気球（魚、鳥、象、馬等色々なデザインの気球）を上げ、夜は大人 向けの気球を上げます。最も盛り上がる最終日の満月の日には、お祭り会場は身動きが取れないほど盛り上がります。次日には表彰式があり景品と賞金も出ま す。夜に上げる気球はミーチ（爆竹、爆薬、花火等をつけ飾って作った気球）とセインナパン（小さいちょうちんで模様や文字をきれいに飾って作った気球）の ２種類があります。

　ミーチ気球は1個を６０人位の人々が昼夜を問わず1ヶ月以上もかかって作る物で、金額は3００万Ksから45０万Kｓぐらいかかります。主な素材 はシャン紙（和紙の様な紙）です。燃料は古い服を原油に４ヶ月間位漬けて置いた物で、その燃料の芯に火をつけ、煙を出し、その煙で気球を飛ばします。芯の 大きさはその気球の３分の１もあります。ミーチ気球は高さ30０ｍ以上も上がり、上がったら爆竹がなり、花火も打ち上げられ、とても綺麗で見逃せません。

　セインナパン気球の場合は夜空にダイヤモンドのピアスが光っているような感じがし て、とてもきれいです。 タウンジーダザウンタイ祭り（気球祭り）はミャンマーでは全国で最も有名なお祭りであり、ミャンマーの人々も大勢集まる賑やかなお祭りです。シャン州の人 達は気球を上げる祭り（気球の大会）にとても興味があり、いくら危険でも、いくらお金がかかっても気にしないで、自分達が入賞出来る様に一生懸命努力して います。

入賞の基本的な審査
　1) 統一性
　2) 丈夫さと綺麗さ
　3) 決めた高さと時間に花火が打ち上げられるか、どうか？
　4) 使われた素材の品質
　5) 色、またはデイザイの独特な工夫
　6) 規則に合っているか、どうか？
　上記の６種類の規律に従い、規則正しく、素晴らしく気球を作った人達が入賞できます。 シャン州の伝統的なこのお祭りを是非体験してみては如何でしょうか。

日程

日付

発着
時間

内容

ヤンゴン到着。空港で日本語ガイドがお出迎え。お車にてホテルへ。ヤンゴン泊。　　【ヤンゴン泊】

お車にてヘーホー空港へ。国内線にてヤンゴンへ。お車にてヤンゴン市内観光とショッピング、ご出国。

1 名様

US ドル

2 名様以上

US ドル